柱と天井スラブ躯体の取り合い部に漏水跡を確認。上階は屋上となっている。ルーフドレイン廻りの防水剥離、バルコニー手摺廻りの腐食を、目視・触診にて確認。
![柱廻り天井に漏水跡を確認。](img/c_pic01.jpg)
柱廻り天井に漏水跡を確認。
![柱廻りと天井スラブ躯体の取り合い部に漏水跡を確認。](img/c_pic02.jpg)
柱廻りと天井スラブ躯体の取り合い部に漏水跡を確認。
![上階は屋上となっている。ルーフドレイン廻りの防水剥離、バルコニー手摺廻りの腐食を確認。](img/c_pic03.jpg)
上階は屋上となっている。ルーフドレイン廻りの防水剥離、バルコニー手摺廻りの腐食を確認。
![ルーフドレイン廻り防水剥離状況。](img/c_pic04.jpg)
ルーフドレイン廻り防水剥離状況。
漏水部に送入用先金具を固定、炭酸ガスを送入。上階の屋上にて、高感度炭酸ガス感知機を使用して漏水診断。
![天井ボード一部解体。(診断・補修終了後に、元にもどします。)](img/c_pic05.jpg)
天井ボード一部解体。(診断・補修終了後に、元にもどします。)
![漏水部に送入用先金具を固定。](img/c_pic06.jpg)
漏水部に送入用先金具を固定。
![炭酸ガス送入装置を使用して炭酸ガスを送入。](img/c_pic07.jpg)
炭酸ガス送入装置を使用して炭酸ガスを送入。
![上階の屋上にて、高感度炭酸ガス感知機を使用して、CO2検知法により漏水診断。](img/c_pic08.jpg)
上階の屋上にて、高感度炭酸ガス感知機を使用して、CO2検知法により漏水診断。
フェンスCB基礎目地部穴から浸入した雨水が防水層及び躯体を浸透し、柱と天井スラブ躯体の取り合い部から漏水したものと考えられる。
![フェンスCB基礎目地部穴で検知。](img/c_pic09.jpg)
フェンスCB基礎目地部穴で検知。
![フェンスCB基礎目地部穴で検知。(検知箇所拡大)](img/c_pic10.jpg)
フェンスCB基礎目地部穴で検知。(検知箇所拡大)
![ルーフドレイン廻りは検知なし。](img/c_pic11.jpg)
ルーフドレイン廻りは検知なし。
![スラブ貫通部も検知なし。](img/c_pic12.jpg)
スラブ貫通部も検知なし。
漏水部に注入用先金具を固定、足踏み式注入器を使用して、エマルジョン系防水接着材「トマールE」を高圧注入。また、原因箇所(フェンスCB基礎目地部穴)をシーリング処理。
![漏水部に注入用先金具を固定。](img/c_pic13.jpg)
漏水部に注入用先金具を固定。
![足踏み式注入器を使用して、エマルジョン系防水接着材「トマールE」を高圧注入。](img/c_pic14.jpg)
足踏み式注入器を使用して、エマルジョン系防水接着材「トマールE」を高圧注入。
![天井スラブと梁躯体の取り合い部から注入材の噴出を確認。](img/c_pic15.jpg)
天井スラブと梁躯体の取り合い部から注入材の噴出を確認。
![注入孔補修。](img/c_pic16.jpg)
注入孔補修。
![天井仮復旧完了。](img/c_pic17.jpg)
天井仮復旧完了。
![検知箇所シール処理。](img/c_pic18.jpg)
検知箇所シール処理。
診断開始から補修完了までの所要時間:7時間
サッシュ廻りからの漏水。壁は内外共コンクリート打ち放し仕上げとなっている。木製額縁を撤去して内部を目視・触診により調査。
![額縁撤去、漏水部確認その1。](img/c_pic19.jpg)
額縁撤去、漏水部確認その1。
![額縁撤去、漏水部確認その3。](img/c_pic21.jpg)
額縁撤去、漏水部確認その3。
躯体と詰モルタルの取合部(漏水部)から炭酸ガスを送入し、外部サッシュ廻り・外壁を高感度炭酸ガス感知機を使用して診断。
![躯体と詰モルタルの取合部に炭酸ガス送入先金具を固定、炭酸ガス送入装置により炭酸ガス送入その1。](img/c_pic22.jpg)
躯体と詰モルタルの取合部に炭酸ガス送入先金具を固定、炭酸ガス送入装置により炭酸ガス送入その1。
![躯体と詰モルタルの取合部に炭酸ガス送入先金具を固定、炭酸ガス送入装置により炭酸ガス送入その2。](img/c_pic23.jpg)
躯体と詰モルタルの取合部に炭酸ガス送入先金具を固定、炭酸ガス送入装置により炭酸ガス送入その2。
![躯体と詰モルタルの取合部に炭酸ガス送入先金具を固定、炭酸ガス送入装置により炭酸ガス送入その3。](img/c_pic24.jpg)
躯体と詰モルタルの取合部に炭酸ガス送入先金具を固定、炭酸ガス送入装置により炭酸ガス送入その3。
![外部にて高感度炭酸ガス感知機を使用し、CO2検知法により漏水診断。](img/c_pic25.jpg)
外部にて高感度炭酸ガス感知機を使用し、CO2検知法により漏水診断。
外壁躯体亀裂部及び、サッシュ廻りシーリングと躯体の取合部から侵入した水が、詰モルタルと躯体の取合部を浸透して、漏水したものと考えられる。
![外部にて高感度炭酸ガス感知機を使用し、CO2検知法により漏水診断。](img/c_pic26.jpg)
外部にて高感度炭酸ガス感知機を使用し、CO2検知法により漏水診断。
![サッシュ廻りシーリングと躯体の取合部で検知その1。](img/c_pic27.jpg)
サッシュ廻りシーリングと躯体の取合部で検知その1。
![サッシュ廻りシーリングと躯体の取合部で検知その2。](img/c_pic28.jpg)
サッシュ廻りシーリングと躯体の取合部で検知その2。
![サッシュ廻りシーリングと躯体の取合部で検知その3。](img/c_pic29.jpg)
サッシュ廻りシーリングと躯体の取合部で検知その3。
![サッシュ廻りシーリングと躯体の取合部で検知その4。](img/c_pic30.jpg)
サッシュ廻りシーリングと躯体の取合部で検知その4。
![サッシュ廻りシーリングと躯体の取合部で検知その5。](img/c_pic31.jpg)
サッシュ廻りシーリングと躯体の取合部で検知その5。
![サッシュ廻りシーリングと躯体の取合部で検知その6。](img/c_pic32.jpg)
サッシュ廻りシーリングと躯体の取合部で検知その6。
躯体と詰モルタルの取合部(漏水部)から、足踏み式高圧注入機を使用して注入。外部への注入材の噴出を確認して、注入完了。額縁を取付して仮復旧を終え、後日シール打ちをして本復旧完了。
![躯体と詰モルタルの取合部に高圧注入先金具を固定、足踏み式高圧注入機によりエマルジョン系防水接着剤「トマールE」を注入。](img/c_pic33.jpg)
躯体と詰モルタルの取合部に高圧注入先金具を固定、足踏み式高圧注入機によりエマルジョン系防水接着剤「トマールE」を注入。
![サッシュ水切り下端から注入剤が噴出。](img/c_pic34.jpg)
サッシュ水切り下端から注入剤が噴出。
![サッシュ廻りシーリングと躯体の取合部から注入剤が噴出。](img/c_pic35.jpg)
サッシュ廻りシーリングと躯体の取合部から注入剤が噴出。
![額縁を取付け、仮復旧完了。](img/c_pic36.jpg)
額縁を取付け、仮復旧完了。
![コーキング打本復旧完了。](img/c_pic37.jpg)
コーキング打本復旧完了。
診断開始から補修完了までの所要時間:9時間
リビング床躯体とサッシュ詰モルタルの取り合い部からの漏水。外部のバルコニー床はノンスリップシート貼りとなっており、排水溝はウレタン防水となっている。目視・触診等で確認。
![目視・触診にて確認した漏水部その1。](img/c_pic38.jpg)
目視・触診にて確認した漏水部その1。
![目視・触診にて確認した漏水部その2。](img/c_pic39.jpg)
目視・触診にて確認した漏水部その2。
![目視・触診にて確認した漏水部その3。](img/c_pic40.jpg)
目視・触診にて確認した漏水部その3。
床躯体とサッシュ詰モルタルの取り合い部(漏水部)から、送入装置にて炭酸ガスを送入。外部のバルコニー床廻りを中心に、高感度炭酸ガス感知機を使用して診断。
![床躯体と詰モルタルの取り合い部を溝状に斫り、内部の漏水を確認。](img/c_pic41.jpg)
床躯体と詰モルタルの取り合い部を溝状に斫り、内部の漏水を確認。
![床躯体と詰モルタルの取り合い部に、導管を成形。](img/c_pic42.jpg)
床躯体と詰モルタルの取り合い部に、導管を成形。
![送入装置を使用して、導管内部へ炭酸ガスを送入。](img/c_pic43.jpg)
送入装置を使用して、導管内部へ炭酸ガスを送入。
![バルコニーにて高感度ガス感知機を使用して、CO2検知法により漏水診断。](img/c_pic44.jpg)
バルコニーにて高感度ガス感知機を使用して、CO2検知法により漏水診断。
外部バルコニーより当該箇所に浸入した雨水が、床躯体とサッシュ詰モルタルの取り合い部から浸透し、リビングの床へ漏水したものと考えられる。
![①床ノンスリップシートとサッシュの取り合い部で検知。](img/c_pic45.jpg)
①床ノンスリップシートとサッシュの取り合い部で検知。
![②防水端末シール部・③立上り壁と床ノンスリップシートの取り合いシール部で検知。](img/c_pic46.jpg)
②防水端末シール部・③立上り壁と床ノンスリップシートの取り合いシール部で検知。
![④床ノンスリップシート溶接部で検知。](img/c_pic47.jpg)
④床ノンスリップシート溶接部で検知。
床躯体とサッシュ詰モルタルの取り合い部(漏水部)に、エマルジョン系防水接着材「トマールE」を、足踏み式注入器を使用して導管注入施工。また、浸入部にはシーリングによる補修が適切と判断。
![導管内部へ足踏み式注入器を使用して、エマルジョン系防水接着材「トマールE」を注入。](img/c_pic48.jpg)
導管内部へ足踏み式注入器を使用して、エマルジョン系防水接着材「トマールE」を注入。
![注入材の繋がりを確認。](img/c_pic49.jpg)
注入材の繋がりを確認。
![仮復旧完了。](img/c_pic51.jpg)
仮復旧完了。
診断開始から補修完了までの所要時間:7時間